手荒れがかゆくて寝てる間にかきむしる、予防や対策法は?

最近では、生活習慣が変わり、手洗いが頻繁になったことや、消毒液の使用で手荒れに悩む人も増えています。


手荒れによるかゆみで寝てる間にかきむしると、皮膚の炎症の悪化につながってしまいます。
炎症がひどくなる前にステロイド軟こうで一気に治すのが一番ですが、病院になかなか行けないこともありますよね。

日中どんなに気をつけていても、無意識にかいてしまうときもありますね。
寝てる間にかきむしるケースが多いので、いくつか予防法をご紹介いたします。


目次

寝てる間にかきむしる、予防

  1. 室内に加湿器を使うなどして、乾燥させないようにしましょう。
  2. 入浴後、体温が上がり血行がよくなると、かゆみが出やすくなります。しばらくしてから布団に入りましょう。
  3. 爪を切り、ハンドクリームをぬり、手袋をして寝ましょう。
  4. 寝る前に、かゆみ止めの薬を服用しておきましょう。



手荒れによるかき壊しと治療

かき壊しとは

手荒れが悪化すると腫れたり赤くなり、かゆくなってきます。

かゆみが強くなると、気を付けていてもかきすぎてしまい、皮膚をこわして炎症が起き、さらにかゆくなる、というかゆみの悪循環に陥ってしまいます。

水ぶくれができたり、膿や出血したりすることがあります。

かき壊しの要因は、かゆみの悪循環から抜け出せなくなることにあります。

かきむしる痛みで気持ちよく感じることはないですか?痛みの刺激は、かゆみより強いため、一時的に抑えられると考えられています。それでまたかいてしまうのです。

かき壊しの状態が続くと、色素沈着することがあります。
炎症を早めに治せれば、色素沈着は防げます。
日焼け止めによる紫外線対策も大事ですが、皮膚が刺激に弱くなっているので肌に優しいものを選びましょう。

私もかきすぎて色素沈着があります。
色素沈着は一度おきると、薄くはなってもなかなか完治しません。のちのち後悔するので、かきむしらず、皆さんは早めに治してくださいね。



手荒れの治療

市販の薬もよいですが、なるべく早く病院へ行きます。
炎症を抑えるため、ステロイド外用薬、かゆみを抑えるための内服薬、肌の乾燥を防ぐ保湿剤などで治療します。

手荒れはいろいろなタイプがあり、治療法もことなります。手湿疹(主婦湿疹)や汗疱・異汗性湿疹、アレルギーによるもの、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などがあります。

それぞれ原因や治療法が異なるため、ひどい場合は自己判断は避けましょう。


手荒れによるかゆみの予防・応急処置

かゆみの予防

手荒れのかゆみの原因は、手への繰り返される刺激にあることが多いです。

特に大事なのは、手荒れの保湿対策をすることです。
乾燥や刺激により、皮膚の油分・水分が奪われた状態で、バリア機能も弱まっているので、普段からまめにハンドクリームなどをつける習慣があると良いです。

私もあちこちにハンドクリームを置いて、水仕事の後などにすぐつけるようにしています。
ささくれや爪の保護にもなります。

汗をかいたらすぐに流しましょう。汗は皮膚の保湿にもなりますが、そのままにしておくとかゆみがでることがあります。
日常生活の中で、刺激から守ることを工夫してやるのが大切です。


応急処置

保冷剤や、冷水を絞ったタオルで患部を冷やします。
冷たい、とか、痛いという感覚はかゆい、よりも優先して感じられるようになっているからです。

氷、保冷剤を使う時は、凍傷の恐れがあるので直接皮膚につけないよう、タオルを巻いて使いましょう。

比較的即効性のある、かゆみを抑える薬を服用します。



まとめ

かゆいからとかきむしると、さらにかゆみが増し、皮膚を壊してしまい、炎症もひどくなります。

さらに、色素沈着をおこし、なかなか完治しません。患部を冷やす、かゆみ止めを飲む応急処置や、寝る前にいろいろな工夫をして、寝てる間にかきむしるのを予防しましょう。


日ごろから、手荒れの対策として、冷え性の方は冷えをとることや、辛いものなど刺激物が好きな人は控えるなどの対策も取り入れてみてください。漢方を試してよくなる方もいます。

手荒れを早く治すには保湿と刺激をへらすことが大事です。
いろいろな疾患があるのでひどくなる前に病院に行くことをおすすめします。


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